私たちのものづくりに共感していただいた各分野のプロフェッショナルとともに、こだわりや思いを詰め込んだ「長く愛用できる道具」をカタチにした新しいものづくりのかたち。
シリーズ第四弾は、スポーツデザイナーであり、ボイスアクターとしても活躍されている大岩 Larry 正志さんとコラボレーション。仕事帰りに野球などスポーツ観戦にそのまま行ける、「観戦者用バッグ」を作りました。直営店限定アイテムです。
大岩 Larry 正志さん プロフィール
武蔵野美術大学卒業後、デザイナーとして活動を開始。
日本で唯一のスポーツ専門デザイナーとしてこれまでに、プロ野球チームをはじめ、Jリーグ、Bリーグ、スーパーラグビーなど、数々のスポーツチームのユニフォームやロゴ、グラフィックのデザインを手がけ、その実績は国内随一。その他、キングオブコントやイナズマロックフェスのロゴやビジュアルも手がけるなど、エンターテイメントのデザインにも精通している。
また、アニメ作品「ザ・ワールド・オブ・ゴールデンエッグス」では、Larry名義でアドリブを披露するボイスアクターとしても活動する。
ラリーさんが考える観戦者用バッグ
「スポーツをやる人のためのバッグは色々ありますが、スポーツを応援する方や野球ファン向けのバッグが作りたいと思ったんです。」と今回のバッグのきっかけを語ってくれたラリーさん。仕事柄、様々な球場など訪れるラリーさんだからこそのコンセプトとして、今回のバッグが生まれました。ラリーさんならではの観戦者に特化した機能が盛りだくさんです。
仕事バッグとしても使える外観
まずこだわったのが、仕事でも使える見た目。球場で足元に置いた時に足が当たっても汚れにくい、高強度で撥水加工を施したコーデュラ®のバリスティックナイロンを使用。アクセントやハンドルにはグラブレザーを使用し、カジュアルだけではない見た目に。シボ革を使用しシックにも持てるBlackと、グラブレザーらしいTanを使った2色展開です。
球場での使いやすさを考え抜いた機能
「見た目はシンプルなのに、実は多機能」をテーマに、ラリーさんがまずこだわったのが、チケットホルダー。
「チケットだけでなくスマホや社員証なんかも入れられる感じで考えました。昼はこれだけ持ってランチに行って、夜はそれがチケット入れになるといったイメージです。」
チケットホルダーの片面はカードケース、もう片面は透明ポケットに。さらにセンターにスマホが入れられるポケットを装備。今回のためにラリーさんにデザイン頂いた、オリジナルのステッカーシール付きです。ストラップは取り外し可能で、バッグにつけてショルダー使いにもできる2way仕様です。
次のこだわり機能は、ペットボトルホルダー。市販の保冷バッグなどに使われている断熱シートを使用し、保冷材を入れて缶ビールなどを冷えた状態で、冬場には温かい飲み物を入れて持ち運べます。
さらに独特な機能が、ユニフォームを入れるためのメッシュポケット。応援時に使用するタオルやユニフォームを入れることを考えて、汗などで濡れていても通気性を良くするためメッシュ仕様にこだわりました。ノートPCなど仕事道具一式と応援グッズ一式を入れられる収納力です。
その他にも、写真左上から時計回りに、①開口部はファスナー付き ②底びょう付きでスタジアムで直置きも安心 ③底板は取り外し可能 ④両サイド外側にもオープンポケット付きと、充実の機能。
様々なシーンでの持ちやすさも考慮した3Way
ハンドルの長さは大岩さんの要望で22cmと、少し長めの設計に。手で持っても肩に提げても使える長さに調整しました。さらに、チケットホルダーと兼用のショルダーストラップで、たすき掛けにすることも可能。
ものづくりストーリーをブログでご紹介
シリーズ誕生の経緯や、ラリーさんとのものづくりのプロセスをTRION NOTEでご紹介。製品完成にまで至る試行錯誤やラリーさんの思いなどもご紹介しています。ぜひご覧ください。
>ものづくりストーリー(全3回)はこちら。