大阪本町にあるトライオンのフラッグシップショップ店長 菊野(きくの)が、おすすめアイテムをご紹介する「きくの店長にきく」。
前回は、トライオンの新シリーズ「ORIGIN(オリジン)」をご紹介させていただきました。
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第8回目となる今回は、見る人を惹きつける「Royal Blue(ロイヤルブルー)」をピックアップ!グラブレザーを使った、トライオンならではの鮮やかな発色をお楽しみください。
目次
よく見かける青色ってどんな色?
皆様は、本革でよく見かける青色といえば、どんなカラーを思い浮かべますか?
コーディネートに合わせやすいネイビーや、春のファッションにもよく使われるパステルブルーなどが多いかと思います。
今回は、本革ではあまり目にすることが無い鮮やかさが特徴の、「ザ・青色」ともいえる、「Royal Blue(ロイヤルブルー)」カラーのアイテムをご紹介いたします!
グローブメーカーだからこそ生み出せる青
どうしてこの鮮やかな「ザ・青色」のアイテムを生み出せるのか、それは私たちがグローブメーカーだからです。
私たちのバッグは、野球グローブ製造時に余ってしまう、プロ選手用にも使われる丈夫で良質な革を活かして作られています。野球グローブならではの独特なあの色味をバッグに活かすという、これまでにない発想から生まれたカラー、つまり”グローブメーカーだからこそ生み出せる青”と言っても過言ではありません。
店長がおすすめするRoyal Blueのアイテム
─ 菊野店長おすすめのRoyal Blueアイテムを教えてください。
菊野:まずは、PANELシリーズの小トートです。ブルーのバッグでおすすめは?と聞かれると、真っ先にこちらをご案内させていただいています。
PANELシリーズのトートバッグは、グローブの残革をパッチワークで丁寧に縫い合わせて作られています。この長方形のパーツ(パネルと呼びます)をよくよく見ると、同じブルーでも若干濃淡があるのがわかりますね。単色のレザーバッグではありつつも、いろんな表情をお楽しみいただける面白さがあります。同じRoyal Blueのトートバッグでも、全く同じ色のバッグは存在しないので、唯一無二のバッグとも言えますね。
菊野:こちらは、先ほどのトートにも入るフラップタイプの長財布です。お財布をパカッと開くと、内側ももちろんRoyal Blue!
バッグとお財布をお揃いでお持ちいただいているお客様も多いです。
― このセット、青好きにはたまりませんね。
菊野:そして、こちらは大人気のグローブキーチェーン。
最近は、有名選手達の移籍・入団もあってか、青色の人気がぐっと高まりました。こんなこと初めてだったので、その影響力の凄さに日々驚いております!
― Royal Blueを選ばれる方は青色好きの方が多いですか?
菊野:驚くことにそうでも無いんです。
いつもBlackやNavyのバッグをお使いのお客様でも、実際に店頭でRoyal Blueをご覧いただいたときの反応がね、とても楽しいんです。その色味の美しさに、まるで圧倒されていらっしゃるような。
「青をご購入するつもり無かったのに(笑)」なんてお声を耳にすると、なんだか一目惚れしていただけた気がして嬉しいです。
― 青色が好きな方以外も魅了されるって不思議ですね。
Royal Blueとファッションの合わせ方
― ファッションとの相性はいかがですか?
菊野:個人的には、デニムとRoyal Blueの相性が非常に良いなと感じます。
先日、素敵なデニムのお着物をお召しになられたお客様が、Royal Blueのトートバッグと一緒にご来店してくださったのですが、その色合いのベストマッチさに感激してしまいました…!こんなに合うんだ、という。
Royal Blueってお洒落なカラー故に「持つと浮いてしまいそう」というお声もちらほらあります。そんな時は、デニムのようにカジュアルな素材のお洋服と組み合わせて、お楽しみいただくことをおすすめします!コーディネートでその魅力が何倍にも膨れ上がる、まるで魔法のようなカラーでもあります。
菊野:一方でTHE GLOVEシリーズのアイテムは、青色がお好きなお客様はもちろんですが、「使っている野球グローブのカラーが青だったから」という、野球の思い出と紐づいた素敵な理由でお選びいただくお客様も多いです。
菊野:これは、青色に纏わる私のお気に入りエピソードなのですが、少年野球に所属しているお子様がいらっしゃるお母様が、こちらのRoyal Blueのグローブボディバッグをお気に召されていました。「今、息子が青色のグローブを使っているから、これをもって息子の試合の応援に行きたい!」というお話を聞かせてくださいました。このカラーには、こんなにも素敵な思いが詰まっているのかと思うと、感動せずにはいられませんでした。
― グローブの企画担当者に聞いたのですが、青色は、ジュニア用のグローブにも多く使われるそうなので、野球経験者さんにとっては、より思い入れの強いカラーといえるかもしれませんね。
Royal Blueを深く長く愛用するために
― Royal Blueと上手にお付き合いする方法はありますか?
菊野:すべてのレザーアイテムに言えることですが、まずは基本的なお手入れを実施していただくことです。
>基本的なお手入れ方法はこちら
そして、Royal Blueをお選びいただくお客様にお伝えしているのは、TanやBlackに比べて色落ち・色移りがしやすいカラーだということです。
コーティングを行っていない、本物の野球グローブと同じ素上げグラブレザーで作られたバッグは、特に汗をかく夏場や雨の日などは、どうしてもお洋服などへの色移りがあります。
菊野:対策としては、雨の日はバッグをお休みさせたり、汗をかく時期には、使う直前に防水スプレーを振るなどが挙げられます。湿気を防ぐという点では一定の効果は見込めていて、こちらで軽減している方もいらっしゃいますので、是非実施してくださいね。
>防水ケア方法はこちら
防水スプレーでも防止が難しいときは、市販の色止め薬を使う方法もあります。
ただ、色止めは「革にコーティングをする」ということなので、多少革の質感や見た目の色が変わることもあります。塗布する際はコーティング剤に塗りムラが起きないように、お手入れしてみてくださいね。
今回は、グラブレザーが生み出す青色の魅力をご紹介させていただきました!
Royal Blueは、お付き合いするのが少し難しいカラーではありますが、それもレザーバッグと共に過ごす・愛用する醍醐味として、上手くお付き合いいただけると嬉しいです。
次回もお楽しみに!
TRION FLAGSHIP SHOP
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