2023年9月23日から10月8日の期間、中国にて開催された第19回アジア競技大会。
日本選手も数多く活躍したこの大会に、野球グラブの企画開発に携わる片山さんが野球競技のフィリピン代表コーチとして出場しました!
大会を終えて帰国した片山さんに、感想を聞いてきました。
公私共に野球愛に生きる、片山さん
フィリピンの自社工場、トライフィルで野球グラブ企画開発を担当している片山さん。
仕事の傍ら、フィリピンの野球発展や世界の野球人口増加などに少しでも力になれればという思いから、フィリピン野球のサポートを行い、現在はナショナルチームのコーチも務めます。その経緯から、今大会の野球フィリピン代表チームコーチに選出されました。
片山さんについては、以前紹介したブログ「トライオンで働くヒト」でも詳しく紹介しています。
>トライオンで働くヒトはこちら
アジア9カ国が参加した野球競技
ーコーチとして具体的にどういう役割だったんでしょうか
片山:試合の戦略を考えたり、全部のポジションのコーチングもしたり、日本で言うヘッドコーチのような役割です。
ー 今回、フィリピンチームは5位という結果に終わりました
片山:思っていた通りというか、健闘した結果かなと思います。アジア4強(日本、韓国、台湾、中国)の中でも、2019年に中国に1-0で勝った経験があったので、できれば中国には勝ちたかったですが接戦に持ち込むことはできました。日本戦ではコールド負けをするかなと覚悟していたのですが、9回までやり遂げて、バッターから6つ三振も取れました。
ー選手の構成はどのようなメンバーだったんですか
片山:今回はナショナルチームメンバーに加えて、アメリカの大学でプレーする&していた選手3名、日本の独立リーグに所属する選手1名の構成でした。チームの雰囲気はフィリピン人らしく陽気で明るく、ピンチの時は神頼みのところは相変わらずです(笑)。
ー競技会場の雰囲気などはどうでしたか
片山:アジアで最も大きなスポーツイベントで、トップアスリートの技術やスピード、世界レベルの施設や規模感に圧倒されました。球場も立派なフィールドで、ダッグアウト、室内練習場、ブルペン、第2球場も併設されている最新の球場で感動しました。来年のU23の野球ワールドカップの会場になることも決まっているとのことです。
選手村でも様々な国のコーチやアスリートと話をする機会があり、自分を高め、色々なことを吸収できる場でもありました。
ーこれからの目標は
片山:コーチとして、もう少し若手のピッチャーが必要かなと思っています。また、選手自身がもっと考えてプレーできるようになればいいなと思います。
フィリピン国内にプロリーグができたら全体のレベルも向上すると思うので、いつか実現したいですね。
今年の12月に、台湾でアジア選手権が開催されます。アジア4強に加えて、東アジアと西アジア選手権の上位2チームが出場できます。すでにフィリピンは東アジア大会で優勝しているので、参加が決定しています。そこで少しでも良い結果を残せるよう頑張ります。
今大会を通して色々な方々との新たな出会いがあり、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。この経験やインプットを仕事にも活かせるようにしていきたいと思います。
フィリピン代表コーチとして、貴重な経験ができたと語ってくれた片山さん。同じ社員としても力を分けてもらえました。
これからの活躍もスタッフ一同応援しています!