8月9日の「野球とバッグの日」を記念して、直営店だけの特別なアイテムとして、数量限定で特別なグローブレザートートを作りました。
野球グラブメーカーでもあるトライオンならではの、グラブの型紙をモチーフにしたデザイン。さらにレースやハトメ、刻印など、本物のグラブファクトリーならではのこだわりを詰め込んだ、スペシャルな逸品です。
野球グラブのモチーフを日常で味わう
世界的シェアを誇る野球グラブメーカーでもあるトライオン。
野球グラブは、手を入れる部分の手袋と、受球する面の手袋を重ねた二重仕様。それを紐通しとバインディングで繋げている構造です。
そして、表面・裏面・内側の芯材も合わせて、約30型以上のレザーパーツを縫い合わせていくことで完成します。その型紙を、今回初めてバッグのデザインモチーフとして採用しました。
野球グラブのものづくりをトートに表現
野球グラブの元となる革パーツは、1枚革から各部位の特徴を活かして型抜きしていきます。
グラブレザーの半裁の上に、表面の型紙(野球グラブ5個分)を並べてみました。
さらに、裏面用の型紙だとこんな感じで、一枚の革の半裁から野球グラブ約10個分のパーツが裁断できます。芯材を含めると、さらに多くの型紙から一つの野球グラブが作られるのが分かります。
実際の野球グラブ製作の様子。型紙通りに裁断された革パーツ。
各革パーツを手作業で丁寧に縫い合わせていきます。
他にも何十もの工程を経て、グラブは作られます。
その野球グラブのものづくりの大事な過程を、トート上で表現しました。グラブメーカーだからこその、本物感溢れるモチーフが楽しめます。
細部にまでこだわったデザイン
北米産のステアハイドを使用した日本製のハイグレードな素上げグラブレザーを、贅沢に一枚革で使用。プロ野球選手やメジャーリーガー用グラブにも使われているものと同じ革です。
革本来の個性として、革好きに人気もある血筋やバラキズなど、天然素材ならではの表情も味わえます。
バッグ両面に、実際のサイズからバッグに合わせて縮小した野球グローブの型紙をレーザー刻印で散りばめました。網編みのバスケットウェブの型紙を採用しています。
さらに前面中央には、ポケット面(受球面)を実際に型抜きした革を、野球グラブと同じ5番手の糸を使って縫い合わせ、立体的に表現。
革パーツのセンターに、ロゴをあしらった素押しの刻印入り。
平トジや、指の間のレース紐も再現。紐の太さは、バッグに合わせて少し細めに調整しました。
サイドのマチ上部は、野球グラブと同じ太さのローハイドのレース紐をハトメに通し、グラブらしいあしらいをプラス。開口部の口周りもグラブと同じバインディング仕様です。
バッグ裏面は、グラブ裏面や芯材の部分の型紙をレーザー刻印。ノッチと呼ばれる、表面と貼り合わせる際にずれないようの印も忠実に再現するこだわりです。
ラフに使いやすい大きさの横型
定番で人気のパネルシリーズ横型トートと同じ大きさに設計しました。デイリーからビジネスなど、さまざまなシーンで使いやすい大きさで、16インチPCやB4ファイルも入るサイズ感。
床置きできる底びょう、安心感のある開口部のジッパーはどちらも革の雰囲気にマッチしたアンティークゴールドを採用。
背面上部には、サッと取り出したいスマホやカードケースなど入れられるポケット付き。
グラブレザーだからこそ耐久性・柔軟性に優れ、丈夫で毎日タフに使っていただきたい自信作です。
そして、野球グラブのように使うほど手に馴染む風合いと、自分好みに育てる経年変化をぜひ楽しんでください。