レザーアイテムの魅力の一つは、エイジングを楽しみながらその人ならではの味に育てていけるところ。
私たちのアイテムはグラブレザーという丈夫な革を使っているので、お手入れ次第で長い間ご愛用いただけます。しかし使っているうちに、縫い目がほつれるなど、修理の必要も出てきます。
気に入ってもらえたアイテムを、少しでも長く使ってほしいから。私たちは、アフターフォローの一つとして、愛用品の修理を承っています。
今回は、実際にお客様から承った修理事例をお届けします。
経年変化が素敵なボディバッグのお直し
革のエイジング(経年変化)がとても素敵な、PANELシリーズのボディバッグ、ブラウン。
お客様のオーダーは、
●使用劣化によるバインダー(縁周り)部分のほつれを直したい
●ダブルジッパーの1つが動かなくなってしまったので交換したい
とのご依頼でした。
オーダーをお受けしたあと、実際に愛用品をお送りいただき、修理担当が必要な修理箇所を確認。
修理の内容として、
●ジッパー一式の交換
●バインダー部分の革の交換
を、お見積もりと共にご提示。お客様の了解のもと、修理させて頂きました。
修理後がこちら。
革パーツを新しく交換する際の注意点としては、もともとの経年変化の部分と新しい交換部分とで、色味や風合いなどが異なることです。
今ご用意できる中から、できる限りお客様の愛用品になじむ革を選んで修理しますが、色合いや手触り、光沢感に微妙な差が生まれてしまう場合があります。
お客様にはその事もお伝えした上で、お修理させていただきます。
販売終了になったレザートートのお直し
5年近く愛用頂き、素上げのグラブレザーが味わい深いエイジングを醸し出す、PANELシリーズのトート。パッチワーク部分のくたっと感も素敵です。
お客様のオーダーは、
●ジッパー周りや持ち手の破れているところを直したい
●これからも毎日使いたい
とのご依頼でした。
修理の内容として、
●ジッパー含む天マチ部分の交換
●ハンドルの交換
を、お見積もりと共にご提示。お客様の了解のもと、修理させて頂きました。
修理後が、こちら。
新しくなった分、独特のエイジングによる風合いはなくなりましたが、これからまた大切に育てていってくださるかと思います。
どちらのアイテムもとても素敵なエイジングで、送り出した時から時を経て、大切に使っていただけているのが伝わってきます。私たちにとっても「また会えたね」と嬉しくなる瞬間です。
またこれから長い間、楽しんでいただけますように。
トライオンでは、愛着を持ってこれからも長くお使いいただけるよう、ファスナー交換、ハンドル交換など、製品の修理を承っています。
修理の流れやお見積もりなど、下記ボタンよりお気軽にご相談ください。
※色・傷の補修、革の染め直し、デザイン変更など、修理の内容によってはお受けできない場合もありますのでご了承ください。