皆さんご存知ですか?毎年4月23日は「世界本の日」。
本の良さを再認識し、親近感を育むことを目的にユネスコにて制定されました。
多趣味で本好きも多いTRIONスタッフ。スタッフのバッグの中身は高確率で何かしら本が入っています。
そこで、本好きなスタッフ5人に、今の時期にオススメな本を聞いてみました。
不要不急の外出を控える毎日、家でそろそろすることがなくなってきた‥という方におすすめな本をテーマ別でご紹介します!
今はオンラインでの購入はもちろん、電子書籍としても本を楽しめる時代。
ぜひ、余暇時間のお供にどうぞ。
#01 空想だけでも旅気分が味わえる本
「旅をする木」星野道夫 文春文庫
写真家・冒険家として知られる星野道夫さんの、美しく厳しいアラスカなどでの日々の営み。
そこには誇張も何もなく、ただ日常が綴られているだけなのに、私の目の前に静寂な森でキツツキが木をたたく音や、遠い地の人々の笑顔などが、まるで自分も星野さんと一緒に旅をしてきたかのように浮かび上がってきます。
家にいながら気持ちはアラスカへ!
(EC担当スタッフS)
#02 恐竜博士に近づける本
「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」川上和人 新潮文庫
近所の鳥を見る目が変わります。
特にお子さんがいるお父さんにおすすめ。
お子さんの前で、恐竜うんちくが披露出来るようになります。
ちなみに私はこの本を読んで、双眼鏡を購入し、ダイナソーウォッチング(一般的にはバードウォッチングと言われている)を始めました。
(ショップスタッフU)
#03 抗いようのない大きな力に立ち向かう本
「銀二貫」髙田郁 幻冬舎文庫
舞台は江戸時代の大坂天満、寒天問屋の主(和助)が仇討ちで父を亡くした武士の子供(松吉)を銀二貫で救うところから始まります。
銀二貫とは現在のお金で約300万円ほどですが、それが度重なる天災など困難な状況の中、巡り巡って大団円を迎えます。
その中で、常にある人への優しさに、胸が打たれました。
柔らかい浪花言葉にも心がほぐされ、ラストの商人ならではの会話でしみじみと余韻に浸ることができます。
和助の商売に対する誠実な姿勢や、松吉の糸寒天や羊羹に対するモノ作りへの情熱は、ビジネス書にも通じるところがあります。
(営業スタッフN)
#04 毎日のごはんが待ち遠しくなる本
「かけごはん100」瀬尾幸子 主婦と生活社
STAY HOMEで毎回のごはん作りが手間も食費もかさむ中、おうちごはんが簡単で楽しくなる本です。
実際何回もレシピを真似して作っていますが、とにかく簡単で洗い物も少ない(笑)!
良いこと尽くめの本です。
私は玄米が好きなので、白米を玄米に変えたりアレンジしています。
(バッグデザイナーK)
#05 ダイナミックな歴史にどっぷり浸りきる本
「水滸伝」「楊令伝」「岳飛伝」北方謙三 集英社文庫
圧巻の全51巻、大水滸伝シリーズ。
梁山泊、宋、金、南宋の時代・場所で、実在と空想の人物が入り混じり繰り広げられる壮大な中国歴史巨編です。
三国志や春秋戦国時代以上のボリュームで英雄たちが魅せる生き様が魅力。
歴史小説が好きな方には是非読んでほしいシリーズです。
ちなみに僕は全シリーズを4回読み直しています。
(マネージャーH)
何か気になる本はありましたか?
4月23日はもともとはスペインの「サン・ジョルディの日」という、本と花を贈りあって愛する気持ちを伝え合う日だそうです。
また、シェークスピアの命日でもあり、何かしら本と深いつながりを感じる日です。
家族やお友達になど、プレゼントするのもいいかもしれませんね。